派遣健保とは
派遣健保とは、派遣社員の生活の安定と福祉の増進のために作られた健康保険組合のことです。
社団法人日本人材派遣業界が母体となっていて、2005年の5月に設立されました。
派遣健保は、派遣社員を対象としているため、終身雇用前提の一般の健康保険組合とは違った特徴があります。
一つは、仕事を中断している期間があっても一定の要件をみたす場合は、被保険者の資格が継続される場合があるということ。
この要件とは、同じ派遣元で登録型の派遣社員として働くこと、契約終了時に次の仕事が見込まれていること、次の仕事が一ヶ月以内に開始されることです。
また、任意継続制度に「特例期間」を設けていて、その間の保険料を低く抑えています。
安心して自分にあった仕事をゆっくり探すことができる仕組みです。
そのほか、組合内にコールセンターを設置して、問い合わせに直接答えたり、ITを活用して効率化を図ったり、運営システムを整えたりしています。
派遣健保の保険料は給料基準
派遣健保では、被保険者となった派遣社員一人ひとりにカード式の保険証を交付します。
加入の手続きは事業主である派遣元を通じて行われます。
また派遣健保では認定基準を満たせば、派遣社員本人だけでなく扶養されている家族も被扶養保険者として加入できます。
加入には審査があります。
また、派遣健保の保険料は給料をもとに計算されます。
派遣健保の保証
派遣健保に加入していると、窓口での医療費の負担は3割となります。
残りの7割は派遣健保が負担します。
また、出産した場合は出産育児一時金が、出産のために仕事を休んだ場合は出産手当金が支給されます。
派遣健保では、派遣社員が所属している事業所の定期検診とは別に、各種健康診断とオプション検査を用意しています。
これは年に一度受診できます。
また、派遣健保では、被保険者や被扶養者が利用できる健保連共同利用保養所と派遣健保の契約保養所があります。
契約保養所は全国・海外合わせて約150ヶ所もあります。
旅行などのプランに役立ちそうですね。
そのほか、全国のコナミスポーツクラブを法人価格で利用することもできます。
派遣健保の保険料アップ
派遣健保では、2008年の4月に高貴高齢者医療制度が導入されたのに伴って、保険料が前年より25%アップとなりました。
派遣健保には約40万人の派遣社員が加入していますが、高齢者の医療費を支えるための負担が増えたために、保険料率が6.1%から7.6%にアップされたためです。
ただし、この保険料アップは派遣健保に限ったことではありません。